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研究開発センターは、歯科用貴金属及び歯科材料の新たな可能性を追求する拠
点としての役割を担っています。数々の最先端のハイテク機器を備え、独自の開発テーマに基づく研究や、歯科冶金学としての専門情報が日々集積されています。
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既存の陶材に対する不満や要望と技術的課題を徹底的にリサーチし、既成概念にとらわれない発想力と、 自社の合金開発で培った開発技術のノウハウを融合。そして独自のコンセプトを打ち立てたセラミックスの理想を追求し、 最高の陶材を誕生させました。
高分子系歯科材料の一つである歯冠用硬質レジンは、保険診療用修復材料として、市場のニーズが益々高まってきています。 歯冠用硬質レジンは光硬化性樹脂とセラミックスの複合体ですが、 私たちはこれらの材料の複合化研究において、最先端の分析・評価機器を駆使し、材料の基礎的な側面からと臨床応用的な側面からのアプローチを行っています。
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YAMAKIN株式会社は1957年に創業して以来、地金商として信頼を築いてまいりました。 そして今、私たちは信頼の礎となった「貴金属への科学的探求」の成果を「歯科用貴金属合金」の分野に注ぎ込み、 さらに「有機・無機化学」へ応用した研究開発にも積極的に取り組んで、 歯科医療の最前線にお届けしたいと願っております。
歯科医師や歯科技工士の皆様が日々直面する様々な問題や、 より高度な知識と技術が要求されるようになった歯科医療上の問題に対して、 冶金学と歯科理工学を融合させた新しい知の体系「歯科冶金学のノウハウを生かし」有機化学を主体とした高分子材料、 そして無機化学と併用した高機能性材料までの幅広い基礎研究が、 問題解決の鍵を提供するものと確信しております。
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歯が虫歯、事故等によって欠損した際それに代わる人工物の1つとしてセラミックス製の歯があります。 このセラミックスの歯はオーダーメイドで作られます。作り方は先ず、金属で土台を作り、 その土台の上にセラミックスの粉末を焼き付けて作られます。このセラミックスの歯は色調、 化学的安定性、生体親和性等に優れています。
歴史的に見るとセラミックスが歯科材料として紹介されたのは18世紀とされており、 その後1940年代からセラミックスの脆さを補うため、セラミックスを金属に溶着させる技術の研究がなされ、 1950年代に実用化されましたが天然歯の持つ色調が得られずさらに改良がなされました。 1960年代に入って現在の金属焼付用陶材が完成され、今日になっても改良がなされているおもしろい材料です。
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機器・装置一覧 |
名称 |
使用目的 |
誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP) |
溶液中の元素の定性と定量測定に使用 |
原子吸光分析装置 |
溶液中の元素の定性と定量測定に使用 |
蛍光X線分析装置 |
溶液及び固体中の元素の定性と定量測定に使用
(非破壊で分析できることがメリット) |
粒度分布計 |
粉末の粒径を調べるために使用 |
万能試験機 |
材料の強度試験機(引張り、曲げ、圧縮 etc) |
粘度計 |
液などの粘性を調べるために使用 |
熱膨張計 |
材料の熱膨張測定に使用 |
分光蛍光光度計 |
蛍光スペクトルの測定に使用 |
紫外・可視分光光度計 |
光の吸収、透過、反射スペクトルの測定に使用 |
X線回折装置 |
結晶の構造を調べるために使用 |
熱分析測定装置 |
材料の温度変化に伴う重量、熱量の変化の測定に使用 |
高速液体クロマトグラフィー |
有機成分の定性及び定量測定に使用 |
表面粗さ計 |
材料の表面粗さを測定するために使用 |
走査型電子顕微鏡(SEM) |
表面を観察するために使用(10万倍率まで観察可) |
赤外吸収スペクトル(FT-IR) |
赤外線を用いて物質(特に有機物)特有のスペクトルを
測定するために使用 |
硬さ試験機 |
物質の硬さを測定するために使用 |
ガスクロマトグラフィー |
有機成分の定性及び定量分析を行うための装置 |
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